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7/20 石川県アンティフォン AP-01試聴会 開催 / July 20th Listening Session for Antiphone AP-01 in Ishikawa, Japan

AP-01 Listening Session will be held at Antiphon in Ishikawa, Japan on July 20.

Date : July 20, 2025 (Sun)
Location : Antiphon Audio Room
Special lecturers : Mr. Jun Nagamatsu Mr. Daisuke Satake
1st Session / 13:00~14:00 Capacity 10 persons

Please make reservations in advance due to limited capacity.

Email info@antiphon.co.jp
Phone 076-292-1475

Click here for details and application
*Reservations required in advance.

7/20 石川県アンティフォンにてAP-01試聴会を開催します。

開催日:2025年7月20日(日)
場所:アンティフォンオーディオルーム
特別講師:永松純氏  佐竹大祐氏
第1回/13:00~14:00 定員10名

定員制につき事前にご予約ください。

メール info@antiphon.co.jp
電話 076-292-1475

詳細・お申し込みはこちら
事前予約制

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2025/6/21-22 OTOTEN2025 イベントレポート 公開

イベントレポートを公開しました。

YUKISEIMITSU AUDIO REPORT の14回目は、2025/6/21(土)~22(日)に東京国際フォーラムで開催された「OTOTEN 2025」の模様をレポートします。 

皆さんこんにちは、由紀精密の佐竹です。今年の梅雨はちょっといつもと様子が違いましたね。梅雨になったと思ったらあっという間に梅雨前線が消え、そしてまた前線が戻ってきました。今回のOTOTENはそんな梅雨の合間、真夏のような暑さの中で開催されました。 

かなりの暑さの中をお越しいただいた皆様、改めましてありがとうございます。

2025/6/21-22 OTOTEN2025 イベントレポート

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2025/6/21-22 OTOTEN2025 イベントレポート

YUKISEIMITSU AUDIO EVENT REPORT

YUKISEIMITSU AUDIO REPORT の14回目は、2025/6/21(土)~22(日)に東京国際フォーラムで開催された「OTOTEN 2025」の模様をレポートします。 

皆さんこんにちは、由紀精密の佐竹です。今年の梅雨はちょっといつもと様子が違いましたね。梅雨になったと思ったらあっという間に梅雨前線が消え、そしてまた前線が戻ってきました。今回のOTOTENはそんな梅雨の合間、真夏のような暑さの中で開催されました。 

かなりの暑さの中をお越しいただいた皆様、改めましてありがとうございます。

由紀精密は今年も光城精工、サエクコマース、前園サウンドラボとの共同出展をいたしました。この共同出展も今年で4回目、徐々にお馴染みとなってきたのでしょうか?一部には4社の代表同士の掛け合いを楽しみに来られる方もいらっしゃるとか。 

今後はこの4人のおじさん(失礼!)の和気藹々とした姿をもっと前面に出していこうか、なんて話も出ています。 

ちなみに、今年のOTOTENの由紀精密はいつもとは一味違いまして、ターンテーブル以外の製品も出品しました。一つはスタビライザーです。これまではターンテーブル本体をお買い上げいただいた際のオプション品として販売していましたが、「スタビライザーだけ欲しい」とのお声を複数頂いたことから、単品での販売を開始しました。宇宙航空部品を生産する5軸加工機を使用した高精度加工で、スピンドルホールと外径加工を同じ段取りで行うことで重心バランスに優れます。不純物の少ないSUS304の削り出し、480gと重量型であることも人気の理由です。 

もう一つは、イオナイザーです。まだ試作段階で販売開始には至っていないのですが、実演も行いました。こちらはフィーサ株式会社さんとの共同開発で、従来品とは異なりプラスイオン/マイナスイオンの放出量を事前に設定できることから、より効果的な静電気除去が期待できます。今後、開発を進め、正式に販売可能となった際には改めてお知らせします。 

OTOTENの話に戻ります。 

今年のOTOTENは昨年より更にご来場者が多いと感じていましたが、なんと昨年の1.4倍もの方にご来場いただけたようです。4社で2日間、計16回のデモを行いましたが、どの回もすぐに満席となり、多くの方が立ち見となってしまいました。大盛況ではあったのですが、お席をご用意できなかったお客様には申し訳ありませんでした。 

また、昨年から20~30代のお客様が増えてきましたが、今年はご家族連れも増えてきたようです。抱っこした赤ちゃんにスピーカーやシステムを目の前で見せていたお父さんがいらっしゃり、その光景に癒されました。 

幅広い世代、オーディオとの関わり方も様々、でもみんなが一堂に会するイベント。OTOTENの懐は年々更に深くなっているように感じます。 

イベント終了後、夕日の中を歩きながら前園サウンドラボの前園社長が「毎年、この瞬間が寂しくなるんですよね」と呟いていました。その言葉にOTOTEN2025の余韻を感じながら来年に向けて志を新たにする4社でした。

[機材セッティング一覧]
Analog Player:AP-01(YUKI)
Cartridge:PP-2000(Phasemation)
2nd Tone Arm︓ MH-12KATANA(GLANZLAB)
Cartrige︓PP-2000(Phasemation)

Analog Player:AP-01EM(YUKI)
Tone Arm:WE709(SAEC)
Cartridge:XC-11(SAEC)
2nd Tone Arm︓ WE4700(SAEC)
Cartridge:XC-11(SAEC)

除振台:HIBIKI-65(GRESIM)
Phono EQ:E-2(SOULNOTE)
Pre AMP:TAD-C1000(TAD)
Stereo Power AMP:TAD-M2500TX(TAD)
SP 1:TAD-GE1(TAD)
SP 2:HL-Compact7ES-3 XD2(Harbeth)

CD Player:TAD-D1000TX(TAD)

AC Clean P.S.︓Aray MKII SE (KOJO)

以上、OTOTEN 2025のイベントレポートでした。 
改めまして、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました! 

残念ながら今回はご来場の叶わなかった方々、「また聴きたい」と感じていただいた方々、由紀精密はこれからも日本各地(たまに海外)で試聴の機会を作っていきます。またの機会にお会い出来ることを楽しみにしております。 

その他のイベントスケジュールも決まり次第、ホームページやSNSでお知らせして参ります。 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

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小原由夫のアナログ歳時記 6月23日(月)

オーディオ評論家 小原由夫 による
今日の一曲と日常の記録
レコードと共に時を刻む

6月23日(月) 晴れ
 
 暑い、アヅイ、あじぃ。そんな3段活用で記したくもなる2025年初夏である。今年の夏もまた暑くなるのか、今からこんな陽気じゃ先が思いやられる。
 という一方では、あちこちでビアホールのオープンに心踊る2025年初夏である。涼しい屋内で嗜むのもいいが、陽が陰った夕刻に屋上ビアホールで飲む麦酒もまた、夏ならではの風物詩としてたいへん楽しみなのだ。
 そのまた一方で、夏に屋外でオーディオを楽しむのは辛いので、音楽は涼しい室内で聴くに限る。そこでビールなんぞは以ての外。いい気持ちでレコード鑑賞してたら、操作を誤ってレコード針をポッキリッ!  なんてのは洒落にならない。勉強代が高くつきましたでは目も当てられないわけで、ほろ酔い気分でオーディオに触れるのは、断じて避けねばならん。

 触れるといえば、AP-01。このターンテー ブルの軸受けが接触しているのは、シャフト最下端の1点のみ。モーターからの駆動力はケブラー糸を介してプラッターに伝達され、そこに独自の「マグネットベアリング」が相まって、永遠に回り続けるコマのごとき動作環境が構築されている。

「マグネットベアリング」は、上下2箇所に配されたドーナツ状の永久磁石で成り立っている。その反発作用により、シャフトはどこにも触れる事なく直立・水平を保っているわけだ。いやはや磁石の力、偉大なり。

『磁石、磁力』に因んだタイトルの手持ちアルバムは、米フュージョン・グループ「ステップス・アヘッド」の86年リリース、その名もズバリの「Magnetic」。今は亡きテナーサックス奏者マイケル・ブレッカーが、ビブラフォン奏者のマイク・マイニエリと組んだ双頭バンドで、本作がバンドの公式なラストアルバムだ。
 
 アルバムタイトルの由来は、B面1曲目に収録されているヴォーカル・ナンバー「Magnetic Love」から来たものと推察する。プログ ラミングされたドラムの強烈なビートが主導するファンク色の強い曲で、ゲスト・ヴォーカリストのダイアン・リーブスがパンチのある歌声を聞かせる。前述の「マグネットベアリング」による安定かつ静粛な回転運動に支えられ、その力強いリズムがまったく微動だにしないのが頼もしい。
 
 それにしても、果たして「Magnetic Love」とはどんな愛の形なのか未だわからず、私の心中は今も引き合い、反発している…。
「最近、磁力って凄いなと思ったこと
オーディオ機器の修理で着磁ドライバーを使っていた時、狭い隙間の作業でもビスが落ちずに捗ったこと」
執筆者 プロフィール

小原 由夫
オーディオ評論家。測定器メーカーのエンジニア、編集者という経歴をバックボーンに、オーディオおよびオーディオビジュアル分野に転身。ユーザー本位の姿勢でありながら、切れ味の鋭い評論で人気が高い。
自宅には30帖の視聴室に200インチのスクリーンを設置。サラウンド再生を実践する一方で、7000枚以上のレコードを所持。

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小原由夫のアナログ歳時記 5月26日(月)

オーディオ評論家 小原由夫 による
今日の一曲と日常の記録
レコードと共に時を刻む

5月26日(月) 曇り
 
 ストレートというキーワードから、貴方ならどんなことを想像するだろう。文字通りの、真っ直ぐな性格とか、実直さとかだろうか。
 オーディオの世界で「ストレート」といえば、信号をロスなく忠実に伝送することが真っ先に思い浮かぶ。「ストレート・ワイヤー・ウィズ・ゲイン」なんていうアンプの格言もあるくらいだ。
 
 もうひとつが、アナログプレーヤーの「ストレートアーム」。一般的なトーンアームは、パイプの途中が曲がっている。S字型とか、J字型と呼ばれる形状だ。これは、ターレスの定理-円周上の相違なる2点A,Cを端点とする線分ACが円の中心を含むなら、角ABCは直角である-に基づく対策であり、具体的には、カートリッジの針先に必ずオフセット角が設けられているのだが、これを採用していない真っ直ぐなパイプのトーンアームを「ストレートアーム」という。由紀精密のAP-01に採用されているのもその形状だ。
 ストレートアームはトラッキングエラーが付き物だ。前述したオフセット角が設けられていないからで、これが原因で少なからず歪みが発生する。特にレコードの内周側でそのエラーが増大する傾向があり、これを由とするかするか否とするかは製造元(メーカー)の考え方次第で、その歪みを許容できるか否かもユーザーが判断することになる。
 私はこの歪みがイヤで、ストレートアームが嫌いだった。少なくともAP-01に出会うまでは。
 
 何でも試し、体験してみなければ真実はわからないと、AP-01を聴いて実感した。トラッキングエラー歪みが全く気にならないのだ。ピアノの余韻にジリジリとしたビビリ音のようなもの、ヴォーカルのサシスセソの発音にまとわりつくようなくすみ音がしない(正確 にはミクロレベルでは発生しているのかもしれないが、気にならない)。これには大いに 驚いた。
 
 嘘だと思うなら、ぜひ実際の音を聴いてみてください。この6月に、有楽町の国際フォーラムで開催される「OTOTEN 2025」で聴けます。
 さて、ストレートと言えば、ジャズの名曲に「ストレート、ノー・チェイサー」がある。セロニアス・モンクが作曲したビバッブの代表曲で、手持ちのアルバムの中では、トミー・フラナガンを中心とした「ザ・スーパー・トリオ」の演奏が好きでよく聴いている。
 この場合のストレートは、ウィスキーを水で割ることなく、氷も入れず、そのまま。口直しの水も要らない、という話だ。
 
 何とも粋である。ちなみに私は、ストレートでウィスキーを飲むことはほとんどなく、だいたいソーダ割り。軟弱者である。
「私のストレート観 DeNAベイスターズ/東投手の投げるインハイ」
執筆者 プロフィール

小原 由夫
オーディオ評論家。測定器メーカーのエンジニア、編集者という経歴をバックボーンに、オーディオおよびオーディオビジュアル分野に転身。ユーザー本位の姿勢でありながら、切れ味の鋭い評論で人気が高い。
自宅には30帖の視聴室に200インチのスクリーンを設置。サラウンド再生を実践する一方で、7000枚以上のレコードを所持。

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6/21-22 OTOTEN2025にAP-01が出展します / AP-01 at OTOTEN 2025 (21-22/06) in Tokyo.

AP-01 will be exhibiting at OTOTEN 2025, “Japan’s Largest Audio and Home Theater Festival” held at the Tokyo International Forum.

Holding period: June 21th (Sat) – 22th (Sun), 2025 10: 00-19: 00 (until 17:00 on the last day)
Venue: Tokyo International Forum (Glass Building 6F, G605)

Click here for details and application
* OTOTEN 2025 is a complete pre-registration system.
* Exhibitors, press, and related parties also need to register in advance to enter.

東京国際フォーラムにて開催される「日本最大級のオーディオとホームシアターの祭典」OTOTEN2025に出展致します。

開催期間:2025年6月21日(土)-22日(日) 10:00-19:00(最終日は17:00まで)
場所:東京国際フォーラム(ガラス棟6F、G605)

詳細・お申し込みはこちら
※OTOTEN2025は完全事前登録制となります。
※出展社・プレス・関係者の皆様も入場には事前登録が必要です。

6/21-22 OTOTEN2025にAP-01が出展します / AP-01 at OTOTEN 2025 (21-22/06) in Tokyo. Read More »

小原由夫のアナログ歳時記 4月21日(月)

オーディオ評論家 小原由夫 による
今日の一曲と日常の記録
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4月21日(月) 快晴
 
 今年はドミートリイ・ショスタコーヴィチ没後50年だ。ロシアが生んだ、この偉大な作曲家にスポットライトが当たることがあまりないと普段から嘆いてきた私にとって、多くの人にショスタコーヴィチを知ってもらえるいい機会になると捉え、半ば内心ほくそ笑んでいる。
 ロシア革命から世界大戦、スターリン独裁時代を生き、大粛清と度重なる作品批判、さらには不本意な共産党入党を経験し、希望と失意、苦悩と欺瞞を経て自由を奪われ、不条理の中を生き抜いた不屈の天才芸術家、それがショスタコーヴィチだ。
 
何を隠そう、私は”ショスタコおたく”である。初めて交響曲第5番を聴いた時の衝撃は今でも忘れない。初めてヴァイオリン協奏曲第1番を聴いた時は涙が溢れた。ショスタコに興味を持ち、作品の研究本やその生涯を記した書物等を読むに連れ、どんどん好きになっていった。私のオーディオやクラシック音楽鑑賞の時間は、もはやショスタコ抜きでは成り立たないところまで来ている。
 1937年11月に発表されたショスタコーヴィチの交響曲第5番は、日本では『革命』とい う尤もらしい副題を付けて語られることがあったが、これは日本のレコード会社が勝手につけたもので、オリジナルにそのようなテーマ性は一切ない。作曲当時のショスタコーヴィチが置かれていた立場を面白おかしく比喩したに過ぎないのだ。
 統制に対するささやかな抵抗と反発があっての、交響曲第5番なのである。社会主義国家への期待と絶望、創作に対する抑制と弾圧、芸術家としてのそうした苦悩が、この曲の端々に刷り込まれているとされる。
 手元には、様々な指揮者とオーケストラによる交響曲第5番のレコードがあるが、AP-01に比較的よく載るのは、セミヨン・ビシュコフの指揮者デビューにして、ベルリン・フィルとの初録音となった86年録音のフィリップス盤だ。
 レニングラード出身ということもあり、ビシュコフは故国の大作曲家を大いにリスペクトしているわけだが、ドラマティックで引き締まった、鋼のように強度の高い演奏で、ベルリン・フィルの響きの起伏の大きさと鋭さにも圧倒される。
 このLPをAP-01のスタビライザーを活用して聴く快感がまた堪らない。怒涛のごときフォルテッシモが、微動だにしない重心の低い安定感の元に再現されるからだ。
 さて、没後50年の今年、私はショスタコの作品を一体何回聴くだろうか。もしかしたらその回数は日本一に至るかもしれない。ギネスブックにでも申請しようかしら…!?
「私のショスタコーヴィチ観  ショスタコーヴィチとプログレッシブロックは、同じ香りがする」
執筆者 プロフィール

小原 由夫
オーディオ評論家。測定器メーカーのエンジニア、編集者という経歴をバックボーンに、オーディオおよびオーディオビジュアル分野に転身。ユーザー本位の姿勢でありながら、切れ味の鋭い評論で人気が高い。
自宅には30帖の視聴室に200インチのスクリーンを設置。サラウンド再生を実践する一方で、7000枚以上のレコードを所持。

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