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ステンレス製センタースタビライザー 販売開始のご案内

This stainless steel stabilizer was developed in-house by Yuki Precision, a company that has been manufacturing precision parts since 1950.

We pursued a simple design that would “hold the record in place and accurately convey the information engraved in the grooves.”

Until now, this was an optional item available only to those who purchased Yuki Precision’s analog record players, the AP-01 and AP-01EM.
However, due to popular demand, we have begun selling it separately.

If you live overseas, please contact one of the stores listed in the distributor list for product purchases and inquiries.

1950年から精密部品を手掛ける由紀精密が自社開発したステンレス製スタビライザーです。

「レコード盤を押さえ、溝に刻まれた情報を正確に伝える」ことをシンプルな形状で追求しました。

これまでは由紀精密のアナログレコードプレーヤー「AP-01」「AP-01EM」をご購入いただいた方のみ
ご購入いただけるオプション品でしたが、多くのご要望をいただき単品販売を開始しました。

製品に関するご購入・ご相談は、お近くのオーディオ専門店までお問い合わせください。

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2025/7/19-20 金沢 アンティフォン 試聴会レポート 公開

イベントレポートを公開しました。

こんにちは、由紀精密の佐竹です。

今年の夏も暑く、日中に外に出るとジリジリと肌が焼かれていくのを感じます。20年前、30年前の夏とは確実に気温や日差しの強さが変わってきたと感じますが、それでもやはり夏の風物詩の数々は今でも魅力的に映ります。熱中症も怖いことですし、クーラーの効いた部屋から灼熱の外を眺めつつ、麦茶でも飲みながらレコードを楽しみたいところです。

さて、YUKISEIMITSU AUDIO REPORTの15回目です。今回は金沢のアンティフォンさんでの試聴会の模様をお送りします。

2025/7/19-20 金沢 アンティフォン 試聴会レポート

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2025/7/19-20 金沢 アンティフォン 試聴会レポート

YUKISEIMITSU AUDIO EVENT REPORT

こんにちは、由紀精密の佐竹です。

今年の夏も暑く、日中に外に出るとジリジリと肌が焼かれていくのを感じます。20年前、30年前の夏とは確実に気温や日差しの強さが変わってきたと感じますが、それでもやはり夏の風物詩の数々は今でも魅力的に映ります。熱中症も怖いことですし、クーラーの効いた部屋から灼熱の外を眺めつつ、麦茶でも飲みながらレコードを楽しみたいところです。

さて、YUKISEIMITSU AUDIO REPORTの15回目です。今回は金沢のアンティフォンさんでの試聴会の模様をお送りします。

由紀精密にとって北陸地方での試聴会は初めてのことです。かねてから「そろそろ北陸地方でもイベントを」と思っていたところ、オーディオ評論家の小原由夫先生のご自宅でAP-01を試聴されたアンティフォンの松居社長が気に入ってくださり、お声がけいただきました。

まず驚いたのが、アンティフォンの試聴ルームのシステム構成です。松居社長の哲学に裏打ちされたロジックと情熱が思う存分注ぎ込まれており、今回は下記のセッティングでAP-01を迎え入れて頂きました。

[機材セッティング一覧]Analog Player:AP-01(YUKI)
Cartridge:Hyper Eminent(My Sonic Lab)
2nd Tone Arm︓ MH-12KATANA(GLANZLAB)
Cartridge:AT-ART1000X(audio-technica)

除振台:HIBIKI-65(GRESIM)
Phono EQ:C3EQM2(CS Port)
Pre AMP:FM266(FM ACOUSTICS)
Sound Optimizer:Altitude 16(Trinnov Audio)
Power AMP:FM811(FM ACOUSTICS)
Power AMP:FM711(FM ACOUSTICS)
Power AMP:GM70PA(CS Port)
SP:Lilium(Sonus faber)

Power AMPが複数台ありますが、これはAltitude 16(Trinnov Audio)からトライアンプにしているためです。こうすることでクロスオーバーポイントの位相差を補正しています。クロスオーバーポイントはオリジナルで、Altitude 16側で24dbLRで切っています。タイムアライメントを使うことで出来るだけ位相整合を行い、FIRフィルターも利用しているとのこと。ちなみに、3台のPower AMPの割り振りは、Deep LowにFM811(FM ACOUSTICS)、LowにFM711(FM ACOUSTICS)、Mid HighにGM70PA(CS Port)となっています。

このシステムから鳴らされる音の迫力と繊細さには、しばし圧倒されました。

また、アンティフォンさんでもう一つ印象的だったのは、お客様とお店の間の友人関係にも似た親密さです。「特に用事なくてもいつもここにおるなー」と笑い合っている姿は、まるで秘密基地に集まっては友達とオーディオで遊んでいるようにも見え、懐かしくも羨ましい感覚を覚えました。

そんなお客様とお店の関係性、オーディオ熱の高さ、そして素晴らしいオーディオシステムに支えられ、とても熱量の高い二日間の試聴会となりました。

以上、金沢のアンティフォンさんでの試聴会のイベントレポートでした。
改めまして、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました!

残念ながら今回はご来場の叶わなかった方々、「また聴きたい」と感じていただいた方々、由紀精密はこれからも日本各地(たまに海外にも)で試聴の機会を作っていきます。またの機会にお会い出来ることを楽しみにしております。
その他のイベントスケジュールも決まり次第、ホームページやSNSでお知らせして参ります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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小原由夫のアナログ歳時記 公開

オーディオ評論家 小原由夫先生 による
今日の一曲と日常の記録
レコードと共に時を刻む

小原由夫のアナログ歳時記

「アナログ歳時記」は今回を以って、ひとまず一区切りとなります。

1年間、ご覧いただきありがとうございました。
季節の移ろいとともに綴ってきたこの歳時記が、皆さまの日々に小さな彩りを添えることができていたなら、これ以上の喜びはありません。

そして、毎回心温まる文書をお寄せくださった小原先生には、心より感謝申し上げます。
先生の言葉が、季節の情景に深みと優しさを与えてくださいました。

これからも「日常の記録」が、皆さまの心のレコードに刻まれていくことを願っています。

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小原由夫のアナログ歳時記 7月21日(月)

オーディオ評論家 小原由夫 による
今日の一曲と日常の記録
レコードと共に時を刻む

6月23日(月・ 晴れ祝日「海の日」)
 
 2025年も半分が過ぎた。この上半期に訃報が届いた著名ミュージシャンは決して少なくない。元ザ・ビーチ・ボーイズの創設メンバーのブライアン・ウィルソン、スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンのリーダー、スライ・ストーン、ソウルシンガーのロバータ・フラック、大ヒット曲「可愛いベイビー」で知られるコニー・フランシス、映画音楽家ラロ・シフリン、etc…。老衰や病気療養中 で帰らぬ人があった一方、予期せぬ事故など、死因はそれぞれさまざまだ。
 
 いわゆる人が“事切れる”瞬間とは、いったいどんな感じなのか、私はちょっと関心があるのだが、それは機械の電源が落ちる瞬間のようにパタッと止まるのか、それとも徐々に徐々にスローダウンしていくのか、人の機能停止に至るプロセスとはどういった経過を辿るのだろうか。

 人が生きていく上でエネルギーの源となるものはいろいろ考えられるが、私にとってはその内の何パーセントかが音楽鑑賞から抽出されている気がしてならない。できればその質は、ピュアでクリーンでありたい。だからこそオーディオのクォリティが重要なのだ。

 オーディオのエネルギーの源は、もちろん『電源』である。AP-01とて例外でなく、家庭用AC100Vの供給がなければ動かない。

 この電源供給に関して、先代AP-0ではACアダプター経由であったが、AP-01ではきっちり専用設計されたリニア電源が新たに内蔵された。プラッターの安定かつ正確な制御、ノイズ等の外的要因に影響されない高い性能を実現したもので、AP-0からAP-01への音質改善は、この電源回路の刷新に負うところも大きい。

 前述した物故ミュージシャンをリスペクトするべく、カバーソングを何か聴こうと思ってレコード棚から取り出したのが、元ヴァン・ヘイレンのヴォーカリスト、デイヴッド・リー・ロスが、ビーチ・ボーイズの「カリフォルニア・ガール」を歌っている12インチ・シングル盤だ。バンド全盛期の1985年にリリース(同年4月に脱退を表明)された全編カバー・アルバム「クレイジー・フロム・ザ・ヒート」のB面1曲目に収録されている。ザ・ビーチ・ボーイズのオリジナル・メンバーであるカール・ウィルソンがバックコーラスで参加したことも当時話題となった。
 
 野太い強烈なビートに乗って豪快に歌うデイヴィッド。元気いっぱいの彼の歌声を聴いていると、やっぱりエネルギーの源って大事だとつくづく思う。
「今年、失ったもの 仕事以上の付き合いだった編集人Tさん」
執筆者 プロフィール

小原 由夫
オーディオ評論家。測定器メーカーのエンジニア、編集者という経歴をバックボーンに、オーディオおよびオーディオビジュアル分野に転身。ユーザー本位の姿勢でありながら、切れ味の鋭い評論で人気が高い。
自宅には30帖の視聴室に200インチのスクリーンを設置。サラウンド再生を実践する一方で、7000枚以上のレコードを所持。

「アナログ歳時記」は今回を以って、ひとまず一区切りとなります。

1年間、ご覧いただきありがとうございました。
季節の移ろいとともに綴ってきたこの歳時記が、皆さまの日々に小さな彩りを添えることができていたなら、これ以上の喜びはありません。

そして、毎回心温まる文書をお寄せくださった小原先生には、心より感謝申し上げます。
先生の言葉が、季節の情景に深みと優しさを与えてくださいました。

これからも「日常の記録」が、皆さまの心のレコードに刻まれていくことを願っています。

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8/8-10 アジア最大 高級オーディオの展示会 香港高級視聽展 出展 / August 8-10th The 2025 Hong Kong High-End AV Head-fi Show

You can enjoy listening to the AP-01 at Asia’s largest high-end audio exhibition, The 2025 Hong Kong High-End AV Head-fi Show.

香港高級視聽展
AVshow | Audiotechnique

S227-S228 Jadis Hong Kong

Date: August 8-10th, 2025

アジア最大 高級オーディオの展示会 香港高級視聽展 でAP-01の試聴をお楽しみいただけます。

香港高級視聽展
AVshow | Audiotechnique

S227-S228 Jadis Hong Kong

開催日:2025年8月8日~10日

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7/20 石川県アンティフォン AP-01試聴会 開催 / July 20th Listening Session for Antiphone AP-01 in Ishikawa, Japan

AP-01 Listening Session will be held at Antiphon in Ishikawa, Japan on July 20.

Date : July 20, 2025 (Sun)
Location : Antiphon Audio Room
Special lecturers : Mr. Jun Nagamatsu Mr. Daisuke Satake
1st Session / 13:00~14:00 Capacity 10 persons

Please make reservations in advance due to limited capacity.

Email info@antiphon.co.jp
Phone 076-292-1475

Click here for details and application
*Reservations required in advance.

7/20 石川県アンティフォンにてAP-01試聴会を開催します。

開催日:2025年7月20日(日)
場所:アンティフォンオーディオルーム
特別講師:永松純氏  佐竹大祐氏
第1回/13:00~14:00 定員10名

定員制につき事前にご予約ください。

メール info@antiphon.co.jp
電話 076-292-1475

詳細・お申し込みはこちら
事前予約制

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2025/6/21-22 OTOTEN2025 イベントレポート 公開

イベントレポートを公開しました。

YUKISEIMITSU AUDIO REPORT の14回目は、2025/6/21(土)~22(日)に東京国際フォーラムで開催された「OTOTEN 2025」の模様をレポートします。 

皆さんこんにちは、由紀精密の佐竹です。今年の梅雨はちょっといつもと様子が違いましたね。梅雨になったと思ったらあっという間に梅雨前線が消え、そしてまた前線が戻ってきました。今回のOTOTENはそんな梅雨の合間、真夏のような暑さの中で開催されました。 

かなりの暑さの中をお越しいただいた皆様、改めましてありがとうございます。

2025/6/21-22 OTOTEN2025 イベントレポート

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2025/6/21-22 OTOTEN2025 イベントレポート

YUKISEIMITSU AUDIO EVENT REPORT

YUKISEIMITSU AUDIO REPORT の14回目は、2025/6/21(土)~22(日)に東京国際フォーラムで開催された「OTOTEN 2025」の模様をレポートします。 

皆さんこんにちは、由紀精密の佐竹です。今年の梅雨はちょっといつもと様子が違いましたね。梅雨になったと思ったらあっという間に梅雨前線が消え、そしてまた前線が戻ってきました。今回のOTOTENはそんな梅雨の合間、真夏のような暑さの中で開催されました。 

かなりの暑さの中をお越しいただいた皆様、改めましてありがとうございます。

由紀精密は今年も光城精工、サエクコマース、前園サウンドラボとの共同出展をいたしました。この共同出展も今年で4回目、徐々にお馴染みとなってきたのでしょうか?一部には4社の代表同士の掛け合いを楽しみに来られる方もいらっしゃるとか。 

今後はこの4人のおじさん(失礼!)の和気藹々とした姿をもっと前面に出していこうか、なんて話も出ています。 

ちなみに、今年のOTOTENの由紀精密はいつもとは一味違いまして、ターンテーブル以外の製品も出品しました。一つはスタビライザーです。これまではターンテーブル本体をお買い上げいただいた際のオプション品として販売していましたが、「スタビライザーだけ欲しい」とのお声を複数頂いたことから、単品での販売を開始しました。宇宙航空部品を生産する5軸加工機を使用した高精度加工で、スピンドルホールと外径加工を同じ段取りで行うことで重心バランスに優れます。不純物の少ないSUS304の削り出し、480gと重量型であることも人気の理由です。 

もう一つは、イオナイザーです。まだ試作段階で販売開始には至っていないのですが、実演も行いました。こちらはフィーサ株式会社さんとの共同開発で、従来品とは異なりプラスイオン/マイナスイオンの放出量を事前に設定できることから、より効果的な静電気除去が期待できます。今後、開発を進め、正式に販売可能となった際には改めてお知らせします。 

OTOTENの話に戻ります。 

今年のOTOTENは昨年より更にご来場者が多いと感じていましたが、なんと昨年の1.4倍もの方にご来場いただけたようです。4社で2日間、計16回のデモを行いましたが、どの回もすぐに満席となり、多くの方が立ち見となってしまいました。大盛況ではあったのですが、お席をご用意できなかったお客様には申し訳ありませんでした。 

また、昨年から20~30代のお客様が増えてきましたが、今年はご家族連れも増えてきたようです。抱っこした赤ちゃんにスピーカーやシステムを目の前で見せていたお父さんがいらっしゃり、その光景に癒されました。 

幅広い世代、オーディオとの関わり方も様々、でもみんなが一堂に会するイベント。OTOTENの懐は年々更に深くなっているように感じます。 

イベント終了後、夕日の中を歩きながら前園サウンドラボの前園社長が「毎年、この瞬間が寂しくなるんですよね」と呟いていました。その言葉にOTOTEN2025の余韻を感じながら来年に向けて志を新たにする4社でした。

[機材セッティング一覧]
Analog Player:AP-01(YUKI)
Cartridge:PP-2000(Phasemation)
2nd Tone Arm︓ MH-12KATANA(GLANZLAB)
Cartrige︓PP-2000(Phasemation)

Analog Player:AP-01EM(YUKI)
Tone Arm:WE709(SAEC)
Cartridge:XC-11(SAEC)
2nd Tone Arm︓ WE4700(SAEC)
Cartridge:XC-11(SAEC)

除振台:HIBIKI-65(GRESIM)
Phono EQ:E-2(SOULNOTE)
Pre AMP:TAD-C1000(TAD)
Stereo Power AMP:TAD-M2500TX(TAD)
SP 1:TAD-GE1(TAD)
SP 2:HL-Compact7ES-3 XD2(Harbeth)

CD Player:TAD-D1000TX(TAD)

AC Clean P.S.︓Aray MKII SE (KOJO)

以上、OTOTEN 2025のイベントレポートでした。 
改めまして、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました! 

残念ながら今回はご来場の叶わなかった方々、「また聴きたい」と感じていただいた方々、由紀精密はこれからも日本各地(たまに海外)で試聴の機会を作っていきます。またの機会にお会い出来ることを楽しみにしております。 

その他のイベントスケジュールも決まり次第、ホームページやSNSでお知らせして参ります。 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

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