寒い日が続きますが、花粉症の皆様、今年もこの時期がやって参りましたね。花粉症ではない皆様、うらやましいです。由紀精密の佐竹です。
YUKISEIMITSU AUDIO REPORT 第10回目です。ご縁あって弊社の永松がトークセッションにお声掛けいただきました。場所はオフィス家具の株式会社オカムラさんが紀尾井町のニューオータニにお持ちの共創空間で、ご一緒にお話しするのは世界的に活躍される写真家の藤田修平さん。モデレーターは元オカムラ社員にして現在は松山工業株式会社の代表取締役である鵜久森洋生さん。テーマは「面白い人と出会うコツ ―極めすぎた人たち―」。トークセッションと合わせて藤田さんによるフォトセッションがあり、弊社もAP-01の音を皆さんに聴いて頂きました。





こちらの共創空間は「Sea」の名の通り海がテーマで、スピーカーからかすかに流れる自然音やディフューザーの香りにもこだわられていて心地よい空間でした。また、隣のショールームもとても素敵な空間です。テーマごとに区切られたスペースが次々と連なっているのですが、あまりの広さに数メートル進むたびに「まだある!え?まだあるの?」と面白く、私は二周してしまいました。
こういったことからもオカムラさんが長きに渡りオフィス家具を中心とした「働く環境」に真摯に向き合っていらっしゃるのだと感じられます。「Sea」はメンバーの方が共創を目的としたコワーキングスペースとして滞在できる、「働く環境を変え、働き方を変え、生き方を変える。」というコンセプトの「WORK MILL」というプロジェクトが企画・運営している共創空間だそうです。この二つの空間のコンセプトや演出を含め、働く環境に向き合う姿勢の一端を垣間見させていただく機会となりました。
コンセプトを体現できる「場」を保持し、常にそこに人を呼ぶことが出来る、体験してもらえるのは正直うらやましくも感じました。AP-01は音で「場」を作る装置とも言えるので、ヒントを頂いたようでもあります。
トークセッションはそれぞれの来歴、何をどう極めたかのお話から仕事に対する姿勢やこだわりの話に及び、少しお酒の入った会場の皆さんの空気感も相まって和気藹々と進みました。
トークセッションの後は藤田さんによるフォトセッションです。一角にカメラやレフ版が設置され、その場で「人物を撮影する時にどうしているか」を実演をまじえながら拝見させていただいたわけですが、世界的なプロカメラマンの仕事を見せていただく、またとない機会となりました。
トークセッションの後は藤田さんによるフォトセッションです。一角にカメラやレフ版が設置され、その場で「人物を撮影する時にどうしているか」を実演をまじえながら拝見させていただいたわけですが、世界的なプロカメラマンの仕事を見せていただく、またとない機会となりました。
拝見させていただいて気づいたのですが、藤田さんは実際にシャッターに指をかける前から被写体(今回はプロのモデルではなくオカムラの社員の方)に話しかけ、撮影中もずっと声をかけ続けています。素人の私が書くのも恐縮ですが、ずっと会話を続けながらも同時にシャッターを切り続け、その全てで会場のみんなが沸くような写真を撮る。これはすごいことなのだと思います。
イベント後に藤田さんにお伺いする機会がありました。実は撮影前の段階で被写体の一番のアピールポイントを見抜き、その時点で構図やポーズを直感的に決めている、とのこと。それと同時に空気感を作るためにも撮影前から声をかけ、撮影中も会話を決して止めないようにしている、と。長きに渡り第一線で活動されてきた期間が蓄積させる莫大な経験があるからこそ出来る技なのでしょう。
フォトセッションの後はリスニングセッション、AP-01の出番です。実は演奏開始後すぐにちょっとしたトラブルがありまして一旦演奏を止めざるをえず、冷や汗ものでした。(針にホコリが絡み、音が歪んでしまったのです。)ただ、その瞬間に皆さんがAP-01を取り囲むように集まって色々な質問をしてくださったことで、急遽機械的な部分の説明へと入ることができ、会場の皆さんに助けられる格好となりました。ありがとうございました。その後は無事に演奏に戻ることができ、曲のリクエストも頂けて盛り上がったのではないかと思います。
リスニングセッション終了後は交流タイム、その場での懇親会のようになり、色々な方とお話をさせていただきました。あちらこちらで盛り上がる会話はイベント終了の合図でも止むことはなく、にぎやかな夜となりました。
以上、株式会社オカムラにて開催されたトークセッションのイベントレポートでした。改めまして、お越しいただいた皆様、ご協力いただいたスタッフの皆様、藤田さん、鵜久森さん、誠にありがとうございました!
残念ながら今回はご来場の叶わなかった方々、「また聴きたい」と感じていただいた方々、由紀精密はこれからも日本各地(たまに海外にも)で試聴の機会を作っていきます。またの機会にお会い出来ることを楽しみにしております。
これからのイベントスケジュールも決まり次第、ホームページやSNSでお知らせして参ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
buck number
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