Power AMPが複数台ありますが、これはAltitude 16(Trinnov Audio)からトライアンプにしているためです。こうすることでクロスオーバーポイントの位相差を補正しています。クロスオーバーポイントはオリジナルで、Altitude 16側で24dbLRで切っています。タイムアライメントを使うことで出来るだけ位相整合を行い、FIRフィルターも利用しているとのこと。ちなみに、3台のPower AMPの割り振りは、Deep LowにFM811(FM ACOUSTICS)、LowにFM711(FM ACOUSTICS)、Mid HighにGM70PA(CS Port)となっています。
このシステムから鳴らされる音の迫力と繊細さには、しばし圧倒されました。
また、アンティフォンさんでもう一つ印象的だったのは、お客様とお店の間の友人関係にも似た親密さです。「特に用事なくてもいつもここにおるなー」と笑い合っている姿は、まるで秘密基地に集まっては友達とオーディオで遊んでいるようにも見え、懐かしくも羨ましい感覚を覚えました。
そんなお客様とお店の関係性、オーディオ熱の高さ、そして素晴らしいオーディオシステムに支えられ、とても熱量の高い二日間の試聴会となりました。