リオの現地ミュージシャンが繰り出すリズムがタイト過ぎず、ほどよい按配でルーズな感じで、そこに美しいストリングスが相まったリトナーのギターと絡むと、さしずめ一服の清涼剤の如く、気分をクールダウンさせてくれるのである。
リトナーが爪弾くガットギターの、ナイロン弦が指の腹に当たる音。あるいは左手がネックの上を滑る「キュッ、キュッ」という摩擦音は、とにもかくにもデリケートさが要求される要素。そこを極めて丁寧に再現してくれるAP-01のこの駆動機構。それをただ眺めて惚れ惚れしている自分がいる。
さぁて、気分も爽やかになったところで、買物に出るとするか。おっと、ビールも忘れず買わなくちゃ!